はじめまして!山本です。
こんにちは! 言語聴覚士の山本です。
陽だまりの郷でST介入後の、嬉しい変化を報告をします。
利用者様は麻痺や認知症のある96歳 要介護5 男性の方。痰絡みが多く、食事摂取量も不安定で、誤嚥性肺炎の危険性もあります。不明瞭な単語の表出でごく簡単な会話が可能、昼夜逆転気味でした。
まず食事環境の調整を行いました。食事時の姿勢や注意点などをまとめ、住宅職員やデイサービスの職員など、介護に関わる方にお伝えし情報共有を行いました。現在はコミュニケーションや嚥下機能を維持していくためのリハビリを行っています。食事前の時間にリハビリを行うことによって、嚥下の為の準備運動にもなり、頭頚部や口元の緊張が緩み、唾液が出やすくなっています。
ST介入後の変化として、食事を自力摂取できることが増えた、痰が絡んで苦しそうにしていることが減った、笑顔で握手したり手を振ったりする場面が増えたこと等が挙げられます。また夜は良眠し、食事は3食自力摂取で食事摂取量も安定し、生活リズムも整ってきたと感じます。
今後も「食べる」ことと「コミュニケーションを図る」ことに関し、ご家族や利用者様に関わる皆さんと情報共有しながら、個々の生活に寄り添ったリハビリを行っていきたいと思います。